こーじゅん愛用ギター徹底解剖!神業を支える機材と音作りの全貌
ストリートでの圧倒的なパフォーマンスやSNSでの動画配信をきっかけに、日本のみならず世界中の音楽ファンやトップアーティストから熱烈な視線を集め続けるギタリスト・こーじゅん。たった1本のアコースティックギターからドラム、ベース、メロディが同時に鳴り響くようなパーカッシブかつソウルフルなグルーヴは、従来のソロギターの概念を鮮やかに覆しました。
リスナーの誰もが一度は「一体どんなアコースティックギターを使えば、あの打撃感と煌びやかなトーンを両立できるのか?」と疑問を抱いたはずです。激しいスラップ奏法に耐えうる頑強さと、繊細なニュアンスを余すところなく拾い上げる表現力を兼ね備えた、歴代の愛機や足元のシステム、そして独自のセッティングの深層に迫ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:メイン機材はボロボロになるまで弾き込まれたTaylor(テイラー)のGAシェイプと、芳醇な倍音を誇るLowden(ローデン)のアコースティックギター。
- 要点2:打楽器のようなアタックを生む低めの弦高設定、Elixirのコーティング弦、そしてピックを使わない肉厚な指弾きが唯一無二の音の根幹。
- 要点3:プリアンプやDIを介してエレアコのポテンシャルを最大限に引き出し、2026年現在も独自のサウンドシステムを進化させ続けている。
【神業を支える名器】こーじゅんが愛用するメインギターのメーカーと型番
こーじゅんがステージや動画で構えるギターの中で、最もファンの脳裏に焼き付いているのがTaylor(テイラー)のグランド・オーディトリアム(GA)ボディを持つモデルです。代表的なのが「Taylor 314ce」や上位クラスの「814ce」などで、トップ板のピッキングエリアが激しく削り取られた外観は、過酷なセッションとストリート演奏を戦い抜いてきた勲章そのものといえます。
さらに、より芳醇なアコースティックの鳴りと倍音成分を求めて導入されたのが、北アイルランドの手工ギターブランドであるLowden(ローデン)です。独自のブレイシング構造が生み出すレスポンスの速さと深みのある中低域は、コード進行のボイシングの美しさを際立たせ、メロディアスな楽曲で圧倒的な存在感を放っています。
用途や会場の音響環境に応じて、テイラーのシャープなアタック感とローデンの立体的なアコースティックトーンを自在に使い分けるスタイルこそが、現在の演奏基盤を形作っています。
【テイラー&ローデン】なぜ選ばれたのか?プレイスタイルとの親和性を分析
パーカッシブなスラッピングやボディヒットを多用する奏法において、楽器選びは単なる「音の良さ」以上の基準が求められます。テイラーが選ばれる最大の理由は、ネックの握りやすさとピエゾ・ピックアップシステム「ES2」による立ち上がりの速さにあります。
テイラーのネックはエレキギターからの持ち替えもスムーズなほど薄く均一に設計されており、親指を駆使した高速ベースラインや複雑なテンションコードの押弦でも左手に過度な負担がかかりません。また、ボディを叩いた際のアタック音が輪郭を失わずにアンプへ出力される点も、打楽器的なアプローチに最適です。
一方のローデンは、ウッディで重厚な鳴りが特徴です。タッピングハーモニクスやアルペジオを織り交ぜた楽曲において、一音一音の分離感が極めて高く、激しいピッキングでも音が濁りません。「速さとキレのテイラー」と「表現力と空気感のローデン」という対比は、プレイスタイルの両輪を完璧に支えています。
【音作りの秘密】パーカッシブなスラップ奏法を生み出す弦・セッティング
あの強烈なスラップサウンドを再現しようと一般的なアコギで真似をしても、音が詰まったり指を痛めたりするのが関の山です。そこには計算し尽くされた独自のセッティングが存在します。
まず使用弦には、長寿命とスムーズなフィンガリングを約束するElixir(エリクサー)のPhosphor Bronze(フォスファーブロンズ)が選ばれています。ゲージはCustom Light(11-52)またはLight(12-53)が基準とされ、激しいサムピングでも指をスムーズに滑らせるコーティングの恩恵を受けています。
そして決定的なのが弦高セッティングです。通常のアコギよりも弦高をわずかに低め(限界までビビらないギリギリのライン)にセットすることで、軽いタッチでもフレットに弦が当たる鋭い金属的なアタック音(フレットノイズ)を意図的にパーカッションとして鳴らす構造を作り上げています。ピックは一切使用せず、自爪と指頭の絶妙なヒットポイントで音色をコントロールする職人技が光ります。
【プリアンプ・機材まとめ】アコギの鳴りを極限まで引き出す足元とPA環境
ギター本体から放たれる生音を、巨大なフェス会場やライブハウスの大型スピーカーで破綻させずに鳴らし切るための機材群も洗練されています。アコースティックギター特有のピエゾ臭さを排除し、空気感を付加するプリアンプシステムが不可欠です。
現場では、アコースティック専用の高品質プリアンプ/DI(L.R. Baggs Venue D.I. や Radial 製のダイレクトボックスなど)を経由させ、不要な低域のハウリング(フィードバック)をノッチフィルターで的確にカット。中高域の抜け感をイコライザーで微調整し、アンプにはクリアな再生力で定評のあるAER Compact 60などのアコースティック専用アンプを組み合わせる構成が定番となっています。
エフェクトは基本的に原音を損なわないリバーブやごく僅かなコンプレッサーに留められ、「指先のダイナミクスを100%ダイレクトに伝える」というミニマルかつ合理的な音作りが徹底されています。
【初心者必見】こーじゅんサウンドに近づくためのおすすめアコギ3選
「憧れのプレイスタイルに挑戦したいが、数十万円のプロ仕様モデルには手が届かない」というプレイヤーに向けて、演奏性とトーンの観点から推奨できるギターを厳選しました。
1. Taylor Academy 10e / 12e
初心者の弾きやすさを徹底追求したシリーズ。ボディに肘が当たる部分を削った「アームレスト」が装備されており、長時間のスラップ練習でも腕が痛くなりにくい設計です。
2. Taylor 114ce / 214ce
上位モデルと同じGAシェイプとES2ピックアップを搭載した本格派。適度なテンション感とクリアな高音域を備え、エレアコとしてステージへ即投入できる実戦向きモデルです。
3. Sheeran by Lowden(シーラン・バイ・ローデン)
エド・シーランとローデンが共同開発したコストパフォーマンスシリーズ。コンパクトなボディながらローデン直系の太い中低域と豊かな鳴りを持ち、パーカッシブなストロークにも抜群の相性を誇ります。
【ネットの反応と評価】プロも驚嘆する唯一無二のグルーヴと演奏スタイル
SNSや動画プラットフォーム上では、国内外の著名ミュージシャンやギター愛好家から絶賛のコメントが寄せられ続けています。
「アコギ1本でビッグバンドのグルーヴを出している」「ギターというより、もはや弦の張ってあるドラムセット」「ストリートで弾いているテイラーの傷の深さに演奏の凄まじさが物語られている」といった声が目立ちます。
単なる速弾きテクニックの誇示にとどまらず、ファンクやネオソウル、ジャズの要素を融合させたキャッチーなメロディラインと強烈なタイム感が、国境やジャンルを越えて支持される要因です。
【こーじゅんの使用ギター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:こーじゅん氏が使っているギターのピックガード周辺が削れているのはなぜですか?
A1:激しいフラメンコ風のラスゲアード奏法や、指先・爪を直接トップ板にヒットさせてリズムを刻むパーカッシブ奏法を長年にわたり繰り返したことによる経年変化です。あえてレリック加工を施したものではなく、凄まじい演奏量の証明です。
Q2:ピックやサムピックは使わないのですか?
A2:基本的にはピックを使用せず、すべて指弾き(親指のスラップ、人差し指〜薬指のプラッキング)で演奏しています。指肉と爪の両方を当てることで、太いベース音と鋭い高域を瞬時に弾き分けています。
Q3:エレキギター用の弦をアコギに張っているという噂は本当ですか?
A3:一時的な実験や特定のセットアップを除き、基本はアコースティックギター専用のフォスファーブロンズ弦を使用しています。アコースティック特有のテンションと胴鳴りを活かした上で、弦高調整によってエレキ並みの弾きやすさを実現しています。
まとめ:唯一無二のギタリスト・こーじゅんが魅せるアコギの可能性
こーじゅんの奏でる神業プレイの裏には、過酷な打撃に耐えうる頑強な構造と繊細なタッチを拾い上げるTaylorやLowdenといった一流の愛用ギター、そして極限まで突き詰められたセッティングの美学がありました。
機材のポテンシャルを120%引き出し、アコースティックギター1本の限界を更新し続けるそのパフォーマンスは、今後も世界中のリスナーを驚かせ、次世代のプレイヤーたちに計り知れないインスピレーションを与え続けていくはずです。 (出典: こ ー じゅん 使用 ギター(Yahoo!ニュース))