オムロン血圧計エラーE5の原因と対処法|体動や腕帯圧迫を即解決
毎日の健康管理に欠かせないオムロンの上腕式血圧計ですが、スイッチを押して加圧している最中に突然「E5」という見慣れない表示が出て測定がストップしてしまうことがあります。日課の計測が中断されると、「本体が故障したのではないか」と不安に感じる方も少なくありません。
オムロン血圧計に表示されるエラーE5は、機器内部の重篤な故障ではなく、測定中の体動や衣服の締め付けによる腕帯の圧迫をセンサーが検知した際に起こる現象が大半を占めます。原因のメカニズムと正しい対処手順を把握しておけば、誰でもその場ですぐに解決できます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:エラーE5の正体は測定中の「身体の動き」や「めくり上げた衣服の圧迫」による加圧・脈波検知エラー。
- 要点2:厚手の服を脱ぎ、カフを素肌か薄い肌着の上に適切に巻き直して安静を保つことで即座に改善可能。
- 要点3:巻き直しや電源リセットを行っても毎回E5が頻発する場合は、センサー部や本体の不具合として修理・サポートを検討。
【原因解明】オムロン血圧計のエラーE5が表示される決定的な理由
オムロンの電子血圧計は、カフ(腕帯)内の空気圧を微小にコントロールしながら動脈の脈波を拾い上げる「オシロメトリック法」を採用しています。非常に精密なセンサーが搭載されているため、脈波以外の不要な振動や急激な圧力変化が生じると、正確な数値が測定できないと判断して自動的に加圧を停止し、エラーE5を出力します。
オムロン血圧計取扱説明書に記載されているオムロン血圧計エラーE5原因の代表例は次の3点です。
- 測定中の身体の動き(測定中の体動エラー):加圧中に腕を動かしたり、深呼吸や咳をしたり、声を出して会話をすると、筋肉の収縮によってカフ内部に想定外の圧力が加わります。
- めくり上げた衣服による腕帯の圧迫:長袖シャツやセーターの袖を無理に腕の上部へまくり上げると、二の腕が強く締め付けられ、血流障害とともに不規則な圧力変化を引き起こします。
- カフの巻き方や位置のずれ:カフが極端に緩い、あるいは斜めに巻かれていることで、加圧時に空気袋が均等に膨らまず異常な振動を感知することがあります。
今すぐ直せる!エラーE5を解消する具体的な対処法とカフ巻き直し手順
エラーE5が出た場合、焦って連続でスタートボタンを押しても同じエラーを繰り返す可能性が高くなります。以下のステップに従って、一度セッティングを見直すのが最短の解決策です。
まずは血圧計エラー表示消し方として、電源ボタン(測定/停止ボタン)を一度押して画面を真っ暗な状態(電源オフ)に戻します。
次に、腕まわりの環境を整えます。袖をめくって二の腕がきつく締め付けられている状態であれば、無理にまくらずに衣服を脱ぐか、薄手のインナー1枚の状態になりましょう。素肌、もしくは薄手のシャツの上から装着するのが鉄則です。
続いて重要なのがカフ巻き直しの工程です。上腕式血圧計エラーを防ぐため、エアチューブが手のひら側の中心を通り、カフの下端が肘の内側のくぼみから1〜2cm上になるよう配置します。指が1本スッと入る程度の適度な強さで、隙間ができないよう水平にぴったりと巻き付けます。
再発を防ぐ「正しい血圧測定姿勢」と測定前のチェックリスト
カフを正しく装着できたら、次は計測時の姿勢を整えます。血圧計はわずかな姿勢の変化でも数値やエラーに影響を与えるため、正しい血圧測定姿勢を維持することが不可欠です。
椅子に深く腰掛け、背もたれに軽く背中をあてて足を組まずに床へしっかりとつけます。腕帯を巻いた腕はテーブルの上に置き、カフの中心が心臓の高さと同じになるよう調整してください。テーブルが低すぎる場合は、タオルやクッションを腕の下に敷いて高さを合わせます。
測定ボタンを押す前に深く一呼吸置き、加圧が始まってから排気が完了して数値が出るまでの数十秒間は、体を動かさず、言葉を発しない完全な安静状態をキープします。この手順を守るだけで、エラーE5の発生率は劇的に減少します。
それでも直らないときは?電池交換リセット方法と故障の見極めポイント
衣服を脱いで姿勢を正し、丁寧にカフを巻き直しても依然としてE5が表示される場合、機器の一時的な誤作動や電力不足が疑われます。その際は電池交換リセット方法を試してみましょう。
本体裏面の電池カバーを開け、すべての乾電池を一度取り外します。内部の残留電荷を放電させるため、約1〜2分間そのまま放置したあと、新品のアルカリ乾電池(推奨指定のもの)を極性に注意してセットし直してください。ACアダプターを使用している機種の場合は、コンセントからアダプターを抜いて同様に時間を置いてから挿し直します。
このリセット作業を行っても、カフに腕を通していないのにE5が出る、あるいは家族など別の人が巻いて測定しても毎回E5で止まってしまう場合は、本体内部の圧力センサー破損やエアー系統の物理的トラブルが考えられます。これがオムロン血圧計故障修理を検討すべき明確な見極めラインです。
【保存版】オムロン血圧計の主なエラーコード一覧と症状別の意味
オムロンの血圧計には、E5以外にもさまざまなトラブルを知らせる記号が用意されています。状態を素早く把握できるよう、オムロン血圧計エラーコード一覧を整理しました。
| エラー表示 | 主な原因 | 改善のための対処法 |
|---|---|---|
| E1 | エアプラグの外れ・空気漏れ | エアプラグが本体に奥まで差し込まれているか確認。カフの破れを点検。 |
| E2 | 加圧不足・測定中の腕の動き | カフを緩みなく巻き直し、測定中は動かずにじっとしている。 |
| E3 | 規定以上の過加圧(300mmHg以上) | エアチューブの折れ曲がりやねじれを直し、カフを正しく巻き直す。 |
| E4 | 脈拍が検知できない・不規則脈波 | 安静にして呼吸を整え、カフの位置を心臓の高さに合わせて再測定。 |
| E5 | 測定中の体動・衣服による腕帯の圧迫 | 袖の締め付けをなくし、カフを巻き直して安静のまま再測定。 |
| EE / Err | 機器本体の回路異常・ハードウェア障害 | 電池を入れ直して再起動。改善しない場合は修理窓口へ相談。 |
オムロンお客様サポートへの問い合わせと修理・保証の流れ
あらゆる対処法を実施しても不具合が解消しない場合は、無理に分解などを行わず、公式窓口であるオムロンお客様サポートへ相談するのが確実です。
製品の保証書を用意し、記載されている「型式(HEM-から始まる型番など)」と「購入日」を確認してください。通常使用における故障であれば、保証期間内(一般的に購入後1年間)は無償修理や点検交換の対象となるケースがあります。
WEBサイトの問い合わせフォームまたは電話窓口から症状を伝える際、「衣服の圧迫がない状態で巻き直してもE5が出る」「電池を入れ直しても改善しない」といった具体的な試行内容を共有すると、スムーズに修理手続きや案内が進みます。
【オムロン血圧計のエラーE5】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:冬場など寒い時期、薄手のヒートテックやシャツの上から測ってもE5は出ますか?
A1:生地が薄く、シワやたるみが少ない肌着の上からであれば基本的に問題なく測定できます。ただし、セーターやフリースなどの厚手の服、または袖をまくり上げて腕に強い圧迫痕が残るような状態ではE5が発生しやすいため、袖を通したまま測るか薄着になっての測定が推奨されます。
Q2:エラーE5の表示が出た直後に、すぐ再測定をしても大丈夫ですか?
A2:エラーが出た直後は腕の血管が圧迫されて鬱血(うっけつ)している状態です。そのまま連続で測ると測定値が高く出たり、再度エラーになったりすることがあります。腕からカフを外し、最低でも1〜2分程度の間隔を空けて血流を戻してから再測定してください。
Q3:カフ(腕帯)だけを新しく買い替えることで直る可能性はありますか?
A3:長年使用している血圧計の場合、カフ内部の空気袋の劣化やマジックテープの粘着力低下によって加圧中に緩みが生じ、E5やE1を引き起こしているケースがあります。本体が正常に動いていてカフの劣化が明らかな場合は、対応する純正カフを取り寄せて交換するだけで快調に戻ることが多いです。
まとめ:エラーE5のサインを理解して日々の正確な血圧測定を
オムロン血圧計の「エラーE5」は、決して故障を告げる絶望的な警告ではなく、「いまの状態では正確な脈波が取れない」という機器からの親切なフィードバックです。
表示が出たときは落ち着いて一度電源を切り、袖の圧迫を解いてカフを丁寧に巻き直してください。測定中のわずかな沈黙と安静を意識するだけで、スムーズに日々の正確な血圧数値を記録できるようになります。自身の体をリラックスさせ、正しい測定環境を整えるきっかけとしてエラー表示を活用していきましょう。 (出典: オムロン 血圧 計 エラー e5(Yahoo!ニュース))